花酵母とは
酵母とは、小さな小さな微生物。糖を栄養にしてアルコールをつくり、豊かな香りを生み出す役割を担う、酒造りで欠かせない存在です。酵母は「糖」のあるところに集まることから、一般的には清酒酵母は酒のもろみから、ワイン酵母は果実などから分離培養してきました。
東京農業大学短期大学部醸造学科酒類学研究室では、より個性豊かで特徴ある酵母を求めて研究を重ね、たどりついたのが自然界に咲く花の糖に集まる酵母を分離培養した「花酵母」です。数多の花から酵母を分離させ、清酒酵母に適した酵母を育成してきました。